Bettersize のBeScan Labは、静的多重光散乱技術(SMLS)に基づいた安定性分析装置で、液中分散体の安定性を評価できます。光源と検出器を備えており、試料の透過光および散乱光を連続的に測定し、人の目では見えにくい沈降やクリーミング、合一や凝集などの液中分散体の状態や安定性を評価することが可能です。
静的多重光散乱(SMLS)は、濃縮された液体分散の特性を直接的に評価するための光学技術です。サンプルに光を照射し、粒子や液滴によって何度も散乱された後に検出されます。BeScan Labは、光源に850nmのLEDを使用しています。検出器は、透過光をキャッチするために0°、後方散乱光をキャッチするために135°に設定されています。この設定では、サンプルを垂直にスキャンし、透明の場合は透過光を分析し、不透明の場合は後方散乱光を分析します。信号は20μmごとに収集され、これにより、浮遊物質のサイズ(d)や濃度(Φ)の変化を正確に観察することができます。
*静的多重光散乱技術は、サンプルの色に依存せず、粒子のサイズや分布を分析します。透明、濁った、または色付きのサンプルにも対応可能です。しかし、非常に黒いサンプル(強い吸光性を持つもの)は、光が吸収されるため、散乱信号が弱くなり、測定精度に影響を与える可能性があります。
品番 | OSK97CF200 |
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光源検出器角度 | 0° 透過、 135° 後方散乱 |
光源 | 850 nm のLED |
スキャンステップ(信号収集) | 20μmごとに |
スキャン高さ | 0 60 mm |
試料数 | 1 |
最大体積分率(試料に依存) | 95% |
粒子径の測定範囲 | 0.01~1,000 μm |
温度制御範囲 | 室温~ 80 ℃ (± 0.5 ℃ ) |
試料量 | 4~25 mL |
測定モード | 一般 / 固定点 / 温度変化 |
寸法 | 460 (長さ) x 260 (幅) x 280 (高さ) mm |
重量 | 13.5 kg |
電源 | AC100 240 V, 50 – 60 Hz, 3.8 A |
ISO コンプライアンス |
ISO / TR 18811:2018, ISO / TR 13097:2013 ISO / TR 21357:2022, ISO / TS 22107:2021 |
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